DELF B2 「Production orale」の勉強法

フランス留学

前回の「すべて無料!DELF B2に受かる勉強方法」に、『プレゼンテーションはまた今度書く。』と言ったのに結構時間が空いてしまいました。遅くなってしまい申し訳ありませんでした。

私

ということで、今回はDELF B2の「Production orale」についての対策です。

プレゼンテーション〜Production orale〜

私が試験対策として行なっていたのは以下の3点です。

  • プレゼンの構成を学ぶ
  • 定型文を暗記する
  • トピックごとに、自分の意見をまとめる

プレゼンの構成について

構成方法は以下になります。

  1. L’introduction 導入 :
    • Présenter le document (type, source, date et auteur)
      テーマについての情報(発信元(新聞、雑誌、ラジオetc)、日にち、著者など)
    • Résumer le contenu du document (de quoi parle l’article)
      内容の要約 (何について話しているのか)
    • Présenter l’idée défendue par l’auteur (son opinion sur le problème)
      問題に対する筆者の考えや意見について
    • Annoncer la problématique
      問題提起
    • Annoncer le plan de l’exposé
      プレゼンの構成についてを伝える
  2. Le développement 展開 :
    • Argumenter en fonction du plan choisi
      ポジティブ面&ネガティブ面を織り交ぜた自分の意見
    • Illustrer les arguments par des exemples
      自分の経験を入れた例を表示する
  3. La conclusion 結論 :
    • Donner votre opinion (sans introduire de nouveaux arguments)
      問題提起に対する回答(賛成or反対)
    • Ouvrir le débat par une question d’ouverture (pas obligatoire)
      ネガティブ面に対する改善点や関連する新たな問題提起(無くても可)
    • Passer la parole à l’examinateur
      締めの言葉

参考サイト:FRANCE PODCASTS PROGRESSEZ EN FRANÇAIS

L’introduction 導入

プレゼンテーションは導入部分から入ります。流れが決まっているので、定型文を使い慣らしておくと、スムーズにプレゼンを始めることができて緊張を緩和できます。

Le développement 展開

ポジティブな面とネガティブな面は各3つずつ話します。この意見を相手に説得させるために自分の経験を加えます。経験は、事実でなくても良いです。また、「〜ラジオで言っていました。」などでもいうことが出来ます。大切なのは、なぜ自分の意見に至ったのかという動機を話し相手を説得する事です。

La conclusion 結論

☞ 結論では自分の回答とともに問題点の改善点を提案したり、関連する内容を質問します。

定型文を暗記する

  1. 導入
    • テーマについての情報を述べる時
      (例)Le thème dont je vais parler est le sujet numéro 1.
      (例)Le texte que j’ai choisi est tiré du site internet et traite du thème de 〜. 
      (例)Il a été publié le 22 décembre 2021.
    • プレゼンの構成を述べる時
      (例)Ainsi, pour répondre à ces problématiques, ma première partie〜
       Dans ma deuxième partie, j’évoquerai les causes de 〜
       A cette occasion je vous donnerai plus en détail mon opinion à ce sujet.
       Enfin, dans ma troisième et dernière partie, je vais aborder la question du futur.
  2. 展開
    • 意見を述べる時の表現
       (例)À mon avis, D’après moi, En ce qui me concerne, Quant à moi,
    • 可能性について
      (例)Il est possible que… + SUBJ
       Il est probable que… + IND
       Il se peut/ Il se pourrait que … + SUBJ
    • 不可能について
      (例)Il est improbable que… + SUBJ
       Il n’est pas probable que… + SUBJ
       Il n’y a pas beaucoup de chance que … + SUBJ
    • 確信なことについて
      (例)Je suis sûr(e) que… + IND
      Il est certain que… + IND
      J’ai la conviction que … + IND
  1. 結論
    • 賛成&反対
      (例)賛成:Je suis (entièrement) d’accord.
      (例)賛成:Je suis pour.
      (例)賛成:J’approuve totalement, absolument.
      (例)反対:Je ne suis pas d’accord.
      (例)反対:je n’ai pas exactement la même opinion à ce sujet.
生きたフランス語でネイティブの言い回しを学ぶ

フランス語を教えているYoutuberの方の動画も滑らかな話し方を学べるのでとてもオススメです。

【French School TV】 サブタイトルが付いているので言い回しを学べます。
【Les recettes de grammaire】 柔らかで分かりやすい話し方でとても参考になります。

トピックごとに自分の意見をまとめる

例えば、DELF B2のテーマは時事問題から出題されることがほとんどです。ということで、事前に、様々な問題に対する自分の意見をまとめておきます。

引き出しを増やして、試験中に考える時間を減らす。

とは言え、テーマは「環境問題」、「学校教育」、「テクノロジー」、「仕事」など数が膨大で参ってしまいます。そこで、私が取った方法は、各トピックについて3〜5つの問題に対してポジティブな面&ネガティブな面を用意していました。こうしておけば、用意していた意見と質問が若干違っていても、専門的な単語や難しい仕組みを事前に理解しているので対処できるからです。

テーマ探しは、過去問から

最初から自分でテーマを考えるのは、難しいし試験中に落とし穴にハマる可能性が出てきます。

落とし穴?

試験中のプレゼン準備時間は、テーマを読む事を含めて30分です。テーマによっては、明確な問題提起が無いことがある為、「一体何を言いたいのか?」や「問題提起は何にすれば良いのか?」と読解するだけで時間を取られる可能性が出てきます。そして一番怖いのが、テーマをよく理解していないことから、トンチンカンな意見を述べてしまうことです。そこで、短時間でこの読解に慣れる必要があります。これは、何度も問題に触れ、要約していけば徐々に慣れていきますので過去問に載ってる物から練習していきましょう。

最初のうちは、読解に時間をかけてOK!

私は、読解が苦手だったので最初は、「読んでテーマを理解すること」➕「時間内にプレゼンする」を別に分けて練習していました。この方法の良い所は、練習に付き合ってくれるネイティブスピーカーと効率よく時間を過ごせる所です。ネイティブスピーカーとの練習は、「話すこと」が目的です。自分が今のレベルで構成した文(作成中は辞書なし)の発表練習をして、ナチュラルな言葉の言い回しや接続詞の使い方を修正してもらえば、短時間で必要なことが学べます。

私

長時間、一人で真面目な話をするのは、とても緊張します。最初は、何を話していいか分からず沈黙が続くこともありましたが、やればやるだけ良くなります!

まとめ

いかがでしたでしょうか?日本では習わないプレゼンテーションの仕方を覚える必要があるので最初は少し難しく感じます。ですが、このテクニックを身につけると日々の問題解決に役立ちの私は勉強できて良かったなとしみじみ感じております。本日もお読みいただき、ありがとうございました。

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