有機栽培で作られたグミベアは体に優しいのか?

ドイツのオーガニックのグミ BIO お菓子

 突然ですが、私はHARIBOグミが好きでよく食べます。オーガニック推進派なのにあからさまに体に悪いもの食べてるって上っ面だけの意識高い系女子かよと思った方はぜひプロフィールを一読していただければ幸いです。さて、HARIBOといえばカラフルでバラエティー豊かでまさに“海外のお菓子”感満載ですよね。しかしながら2020年、健康を買ってるフランス人がグミの問題点をいつまでも見過ごしていると思いますか?最近は“グミ”という商品がより健康に合った形にシフトされてきています。今回は、フランスで買えるEU圏で作られているオーガニックなグミを紹介します。

商品詳細

 (左)いきなりごめんなさい。大好きなのでどうしても真っ黒のコレを紹介したかったのです。日本では世界一まずいグミの称号を得ているリコリス味のグミです。フランスではレグリースと呼ばれ砂糖菓子やアイス、カクテルのフレーバーとして親しまれています。喉の痛みを和らげたり、毒素を体内に排出するデトックス効果を持っていて実はとても体に良いのです。今回購入したのはイタリアのNATURE MED社が製造しているものです。100g入りで353kcal、HARIBO社のシュネッケンより一回り小さいサイズです。

原材料は、糖蜜小麦粉異性化糖甘草シロップ6%(カラブリア産A.O.P)、塩、天然香料・アニス、粘着防止剤(蜜蝋カルナウバロウ

(右)ドイツのÖkovital-Bar社が製造しているグミベアです。ビーガン対応なのでゼラチンを含みません。全頭2cm大のくま型グミは中に6種類の味(りんご、レモン、オレンジ、フランボワーズ、パイナップル、カシス)があります。100g入りで323kcalです。

原材料は、コーンシロップ砂糖(精製なし)、ゲル化剤(ペクチン)、濃縮還元果汁3.7%りんご0.9%オレンジ0.77%レモン0.52%カシス0.51%フランボワーズ0.5%パイナップル0.5%)、酸味料(クエン酸)、ph調整剤(クエン酸ナトリウム)、果実色素、植物色素(かぼちゃりんご、海藻、ベニバナ、ニワトコ)、天然香料、固化防止剤(ひまわり油、カルナウバロウ)

青いマーカーは有機栽培で作られたものです。

こちらは、BIO C’BONで購入できる量り売りのグミです。こちらもドイツで製造されています。100gあたり2.52€で購入できます。

原材料は、異性化糖砂糖(精製してない)、ゼラチン(豚使用)、酸味料(クエン酸)、カラメルシロップ、天然香料、ライムエキス、シナモンエキス、固化防止剤カルナウバロウ

食べた感想

 まず真黒いリコリスですが、今まで食べてきたものと全然違いました。歯にほんの少しだけ粘りつくような食感で弾力があります。味は、焦がしキャラメルと黒糖のような甘さがメインで、リコリス特有の爽やかさが後に残ります。HARIBO社のシュネッケンの噛み心地に物足りなさを感じている人なら間違いなく「これだ!」と思える商品です。私はシュネッケンより好きな食感でした。

続いて、 Ökovital社のグミベア(袋に入っている物)ですが、食感は噛んだ時に跳ね返ってくる弾力はありません。みすず飴彩果の宝石のようなゼリーの食感です。しかしながら、それらのゼリーより2倍ほど硬さがあります。味は、生のフルーツに近く、しかもかなり濃いです。数種類入っていますが一つ一つの味はしっかりしています。

最後にコーラグミです。食感は、HARIBOグミ同様弾力があります。味もしっかりコーラグミの味ですね。

リコリス好きでご興味のある方はこちらからどうぞ。今の所フランスのAmazonのみ対応しています。

Ökovital社のグミベアは、日本でも購入可能です。eccobeneエコベネ社さんのサイトには様々な種類のグミが取り揃えられています。

そもそもグミは体に悪いのか?

今回は原点に戻ってこの疑問を考えてみました。では早速、大手グミ製造会社の原材料を見てみましょう。

HARIBO社(ドイツ)のゴールドベア(水あめ、砂糖、ゼラチン、ぶどう糖、濃縮還元果汁(りんご、ストロベリー、ラズベリー、オレンジ、レモン、パイナップル)、酸味料、着色料(果汁、フラボノイド、スピルリナ青)、香料、光沢剤、(原材料の一部にキウイフルーツを含む))

Trolli社(スペイン)のClassic Bears グミ (ブドウ糖シロップ、砂糖、ゼラチン、植物油、酸味料、香料(オレンジ、りんご由来)、光沢剤、着色料(コチニール色素、ウコン色素、青1)

*コチニールはカイガラムシという昆虫から採れる天然着色料なのでアレルギーに注意。
*青1号は、細胞の突然変異を発症することや中毒症状を引き起こすことがあると言われています。

明治(日本)の果汁グミ4つのアソート(水あめ、砂糖、濃縮還元果汁(ぶどう、マスカット、温州みかん、いちご)、ゼラチン、いちごピューレ、植物油脂、でん粉、酸味料、マンニトール、ソルビトール、ゲル化剤(ペクチン:りんご由来)、香料、光沢剤、(原材料の一部にオレンジ、りんごを含む))

原材料を調べてみると使われている原材料に関してはTrolli社を除き、目立って危険なものは含まれていないと分かりました。HARIBO社は着色料を使用しているものの全て天然由来で作られたものです。香料、酸味料、光沢剤については食品添加物に分類されますが、必ずしも体に害があるものばかりではありません。しかしながら、フランスのように細かく書かれていないので疑う必要はありますね

 グミに含まれる原材料にそこまで有害なものが含まれていないと安心して食べ過ぎるのは、やはり良くありません。そもそも主原料は砂糖なので食べ過ぎて糖尿病を引き起こす恐れがあります。注意が必要です。

まとめ

今回は、体に優しいグミを紹介しました。欧州ではオーガニック原材料で天然由来の着色・香料で作られたグミを手軽にスーパーで購入できます。子どもから大人まで人気なお菓子だからこそ安心して食べられるのは嬉しい限りです。

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