ローズマリーの選び方
お料理に使うなら、開花前の採れたてハーブを
風味を添える為に使うのならば、摘みたてのフレッシュな状態が最適です。また、ローズマリーは、時期を問わず一年中新鮮なものを手に入れられますが、開花前の最も爽やかな香りが濃縮されている物を選びましょう。
ローズマリーの用途
- 風味を添える
- 味をつける
- 食材として
- ハーブティーとして
風味を添える
分量に注意する▶︎▶︎ハーブの香りで、食材の味や香りが隠れてしまう為
- お肉料理
ローズマリーは、臭みを消してハーブの爽やかな香りで味を引き立ててくれます。茎のまま、お肉の上に置くか、先の若葉を細かく刻んで散らします。
仔羊のもも肉、ウサギ肉、ジビエ、豚肉、鶏肉
また、BBQや炭火で調理する際には、木の中に数本のローズマリーを加えると熱によって程よく香りが食材に移ります。
- ソースやオイルの香りづけに
2〜3本のローズマリーを茎ごと漬け込むことで、いつものソースやオイルに爽やかな風味をもたらします。例えば、サラダのドレッシングとして岩塩と共に振りかけます。生のハーブを使うと苦く感じますが、オイル自体に味が溶け込んでいるのでローズマリーのコクと香りだけを楽しめます。
- 果物と和えると◎
果実は生でも火を通しても、ハーブの豊かな香りが味を引き立たせてくれます。
生で使うのなら、レモネードやカクテルの風味づけにグラスの中に添えて香りを楽しみます。
加熱するのなら、コンポートやジャム、タルト(杏、無花果、桃)がおすすめです。
- デザートにも活用
そして、ブラックチョコレートやガナッシュにもうってつけです。
シナモンと合わせると、なんとも魅惑的な香りがします。
味をつける
- パン
生のローズマリーは、オーブンで火を通す食べ物とも相性が良いとされます。フォカッチャやビスケット、スコーンなどに刻んだローズマリーを散らすとほのかなハーブの味わいが広がります。
- チーズ料理
細かく刻んだローズマリーを大さじ1〜3ほど散らして焼いてみると、濃厚なチーズのコクとハーブの旨味が程よく合わさります。
チーズフォンデュ、マカロニチーズグラタン、モッツァレラチーズスティック、ピザ、グリルチーズサンドなど
- グリル野菜
焼き野菜と調理する時は、茎ごと丸々一本のローズマリーを使います。
じゃがいも、トマト、ズッキーニ、茄子、きのこと特に相性が良く、シンプルにオリーブオイル、レモン汁と混ぜ合わせ1〜2本のローズマリーを加えます。200度に予熱したオーブンで35〜40分ゆっくりじっくりと焼き上げたらあっという間に一品料理の出来上がりです。
また、タイムとニンニクと合わせると相乗効果で美味しさが更にアップします。
食材として
- 細かく刻んだローズマリーをバターに和えて、ハーブバターに
- お塩と混ぜれば、風味豊かなハーブソルトに
- レモン、ライム、杏、桃などの果実を使ったシャーベットにも
ハーブティーとして
よく洗ったローズマリーをポットに入れて熱湯を注げば、ハーブティーとしても楽しめます。薬草として、医療の現場でも昔から使われてきたハーブで、血行を促進する作用などが期待されています。
保存方法
生のローズマリーは、冷蔵で数日間、冷凍で1カ月、乾燥で数ヶ月の保存が可能です。
冷蔵庫で
その際、水を入れたコップに挿しておくか、濡らしたキッチンペーパーに包んで保存袋に入れて乾燥を十分に防ぎます。
冷凍庫で
冷凍保存する際は、製氷皿を使います。茎から取り外した葉を入れて、水を注ぎ凍らせて乾燥を防ぎます。
乾燥で
【乾燥方法】束ねて、風通しの良い暗所で1〜2週間吊るします。
乾燥させた後は、瓶の中に入れて密閉し日光を避けて涼しいところで保管します。
参考文献&写真
- トップ画像(Pew Nguyen)
- 写真1(Karolina Grabowska)
- 写真2(Katerina Holmes)
まとめ
ローズマリーを有効に活用することでお料理に深みを出したり独特の芳香が良いアクセントとなります。このページには、今後も随時情報を追記していく予定ですので是非、お時間がある時にご覧くださいませ。お読みいただきありがとうございました。
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