トランシェ・ドレの懐かしい思い出

レシピ(フランス語より)

エピソード

ジロルの思い出の味の一つは「トランシェ・ドレ」というお菓子。アルルに住んでいる祖父母を訪ねると、いつも帰りにおばあちゃんがお土産として持たせてくれたのだとか。家路に着いた夜、家族みんなで食べるのが好きだったなぁ…。

【今日のお菓子】トランシェ・ドレとは?

どんな食べ物?

トランシェ・ドレ「別名:ミネルヴ」は、南フランス(ニーム)が発祥のお菓子と言われております。パンの表面にたっぷりと砂糖を塗りこんがり焼いたラスクのことです。その昔、エピファ二ー(公現祭)*で売れ残ったガレット・デ・ロワをパン屋さんが、お砂糖で包み直して作っていたと言われております。そして、最も大きくスライスされたパンはミネルヴ(仏:Minerve)と呼ばれていました。現在は、少し硬くなったブリオッシュの表面にグラサージュかメレンゲを塗ったものが一般的なようです。

*エピファニー(公現祭)…1月6日のカトリックの祝日

お味は?

オレンジ花水を使っているのでフラワー感はありますが、お砂糖とアーモンドの風味が懐かしい素朴な味です。

【レシピ】トランシェ・ドレを作ってみよう

材料
  • フランスパン 半分
  • 卵白 0.5個
  • 粉糖 75g
  • オレンジ花水* 小さじ1/4
  • レモン汁 数滴
  • アーモンドプードル 大さじ1
下準備
  • オーブンを150度に予熱する
  • 粉糖をふるっておく
  • パンをスライスする(厚さ1cm以下)
作り方
  1. ボールに卵白と粉糖、オレンジ花水、レモン汁を入れ混ぜる
  2. アーモンドプードルを加えて混ぜる
  3. パンに塗る
  4. オーブンで、20〜25分焼く
  5. 色がついてきたら加熱するのを止める。5分オーブンの中に置く
  6. オーブンから取り出したら冷ます

*オレンジ花水はこちらから

【お店】ここで食べよう

ニーム(Nîmes)へ行くなら

MAISON VILLARET

【住所】13 Rue de la Madeleine 30000, Nîmes
【電話番号】+33 (0)4 66 67 41 79
【お店のHP】こちらから

参考サイト

legourmeur.fr

keldelice

culture-crunch

まとめ

いかがでしたでしょうか?日本では「バターラスク」の方がメジャーですが、たまには、素朴なアイシングラスクも美味しく小腹を満たしてくれます。

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