【マルセイユ】ナヴェットとコルシカ島の郷土菓子が食べられるお店

お店情報

【商品名】
レ ナヴェット ドゥ マルセイユ
Les Navettes de Marseille
 南フランスの郷土菓子「ナヴェット」は、卵、砂糖、バター、小麦粉、オレンジ花水で作った硬めのクッキー。その特徴は、やはり長期間の保存ができることだ。(習慣として、フランスでは、聖燭祭の日に、1年保存したナヴェットを食べる事がある。)
 硬い食感もそうだが、“オレンジ花水”の特徴的な香りや風味が、味に慣れていない日本人の好みを左右する。マルセイユには、専門店やお土産ショップ、スーパーなど多くの場所で「ナヴェット」を発見する事ができるが、ここの商品は、ソフトな硬さと、主張しすぎないオレンジ花水の香りが丁度良く、非常に美味しいと感じた。100g(約4本)から購入できるのも、ちょっと小腹が空いた時や朝食に食べやすい。

100g … 2.80€
250g … 7.0€

ナヴェット以外に、プロヴァンスとコルシカ島の焼き菓子も製造している。

対面式での販売となっており、奥でお菓子を焼いている。

クッキーは、このような可愛いパラフィン紙の袋に入れて渡してくれる。

レジ横の飾りやイラストが、どこか懐かしい。

カニストレリは、バターと卵をベースに作られるクッキーです。食感はありますが、奥歯に力を入れるほど硬くはなく、最後にホロっとします。

クッチョーレは、カニストレリと似ていますが、バターを使わずに、オリーブオイルと白ワインを使って作られます。

どちらも、コルシカ島の伝統的な郷土菓子です。

クロッカン オ アマンドは、アーモンドがぎっしり入った細長いクッキーで、結構硬めです。コーヒーに浸しながら食べます。

マカロンは、クリームをサンドしたパリ風のものではなく、卵白とアーモンドでできた生地を、外面がこんがりとするまで焼いたお菓子です。

バーケットは、ナヴェットに似ていますが、卵を使っていないのと、オレンジ花水の他に、オレンジエッセンスで香りづけされている所が異なります。

販売しているお店
レ ナヴェット デ ザクール 
les navettes des accoules

 1986年創業の、マルセイユ人なら誰もが知っているナヴェットのお店「レ・ナヴェット・デ・ザクール」は、パニエ地区の路地にある。この地で育った店主のJosé Orsoni氏は、コルシカ島にルーツがあり、店内には、プロヴァンス菓子と共にコルシカ島の郷土菓子も並んでいる。彼は幼少期、バカンスで両親とコルシカ島に帰郷する度に、祖父母が営むパン屋で過ごしていた。そこでは、祖母がカニストレリを作るのを横で見ていたのだとか。その後、アジャクシオ(ナポレオンの出生地でもあるコルシカ島の街)で伝統的な菓子作りを学び、生まれ育ったパニエ地区に戻って、お店を開店した。祖母のレシピを永続させながら、使う素材には強いこだわりを持つ。こうして、創業から20年以上経つお店は、現在、娘夫婦に受け継がれつつあるようだ。

住所68 Rue Caisserie, 13002 Marseille FRANCE
HP:https://www.les-navettes-des-accoules.com/
Facebook:@Les Navettes Des Accoules
Instagram:@les_navettes_des_accoules
営業時間:月〜土 9:30〜19:00、日 10:00〜18:00

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